双子座流星群はしぶんぎ座流星群・ペルセウス座流星群に続く三大流星群のひとつです。
2022年にどの方角で見られるのか、ピーク時間やスピリチュアルな意味が気になっている人も多いのでは。
その双子座流星群が2022年12月に活動が活発になります。
どの方角がピーク時間を見るのにちょうど良いのか、スピリチュアルな意味も合わせて調べました。
来年の双子座流星群は見るのに条件が良くなさそうなので、今年楽しんでみませんか♪
目次
双子座流星群2023の方角
流星群を見る方角は気にする必要はありません。
流星群は夜空のどこにでも現れます。
なので、ある一定の方向にだけしか見られない、ということはないのです。
ただし、月を真正面にして観察するのは避けた方が良いでしょう。
月明りで暗い流星が見えにくくなってしまい、観察できるものが少なくなってしまいます。
できるだけ空が広く見渡せる場所で、月を避けた方向を見るようにしましょう。
ふたご座流星群と富士山のコラボが美しすぎた。 pic.twitter.com/9S1C8yw0lk
— bee (@bee_tk_) November 22, 2022
双子座流星群2023のピーク時間
双子座流星群の活動は、2022年12月14日頃にピークを迎えます。
ピークを迎えることを「極大」と言います。
2022年の双子座流星群の予想極大時間は、2022年12月14日の22時頃。
双子座流星群は極大の数日前から活動が活発になります。
また、双子座流星群の特性上、極大後は急激に流星の数が減ります。
なので、極大前から観察しましょう。
12月13日の夜から12月14日の明け方にかけて、また、12月14日の夜から12月15日の明け方にかけての二夜が多くの流星が見られそうです。
ただ、今年は深夜に比較的明るい月が昇るため、月明りの影響で見えにくくなりそう。
そのため、月が高く昇らないうちに空を見てみましょう。
東京の場合、月が高く昇るのは22時前。
21時頃から0時頃が観察するのにおすすめです。
2022年12月14日にふたご座流星群が極大を迎えます。夜の22時が極大の時間だそうで、見やすい時間帯の流星群ですので、ゆっくり楽しみましょう。 pic.twitter.com/4pOBcda7Gk
— 金沢星の会(岡本正樹編集) (@KjpUfgenki73) November 22, 2022
双子座流星群2023のスピリチュアルな意味
双子座流星群は、スピリチュアルの視点では、人間関係の悩みを軽くしてくれる、と言われています。
占星術での双子座の性質と流れ星
双子座は占星術では、12星座の中で一番柔軟に物事を取り入れて伝えていこうとする知性と、コミュケーションを司る性質を持っているとされています。
そして、流星群は流れ星のこと。
流れ星といえば、見つけた時に願いことを言うとその願いが叶う、という言い伝えを耳にしたことはありますよね。
この、コミュケーションを司る性質の星座のもとで流れ星が見られるということから、人間関係の悩みを軽くしてくれる、と言われています。
双子座流星群からこのパワーをお裾分けしてもらいましょう。
双子座にまつわるギリシャ神話
星座と言えば、その由来となったギリシャ神話が登場します。
ここでは、双子座にまつわるギリシャ神話やなぜギリシャ神話なのか、星座の由来をご紹介します。
古代ギリシャ時代、スパルタ国の国王には、大変美しいレダという王妃がいました。
全知全能の大神ゼウスにはたくさんの妻がいましたが、レダの美しさに魅了されます。
そしてある日、白鳥に姿を変えてレダの元へやって来ました。
この時、ゼウスが姿を変えた白鳥が、夏の星座のはくちょう座です。
ゼウスはレダの元へと白鳥に姿を変えて通っているうちに、彼女を身ごもらせてしまいます。
その後、レダは二つの卵を産みました。
ある卵からは、人間であるスパルタ王の血を引く双子の姉クリュタイムネストラと兄のカストルが。
もう一つの卵からは、神であるゼウスの血を引く双子の妹のヘレネと弟のポルックスが生まれました。
ポルックスは深く悲しみ、共に死にたいと願いましたが、神の血を引き不死の体であったために、死ぬことはできません。
自分が神の力を受け継ぎ兄の後を追えないことを嘆きました。
そこで「生まれた時から一緒で何をする時も一緒なら、死ぬ時も一緒に」とゼウスに懇願します。
ゼウスは、カストルを慕うポルックスに胸を打たれて、兄弟を天に引き上げて二人は星座になりました。
他にも、哀れに思った大神ゼウスが、ポルックスの命をカストルと半分ずつ分け合うことにして、二人はその後、地上と冥界を一日おきに暮らすようになった、というお話もあります。
二等星のカストルと一等星のポルックスという星は二つ並んでいることから、双子をイメージされていたようです。
なぜギリシャ神話なの?
なぜ星座の由来がギリシャ神話なのでしょうか。
そもそも星座という考え方が関係しています。
星座の元になるものができたのは、今から約5000年ほど前です。
場所は、古代文明発祥の地の1つであるチグリス・ユーフラテス川流域のメソポタミア地方と言われています。
現在のイラク付近となりますが、もともとこういった砂漠地方では、季節の変化は乏しいものでした。
そのため、生きてゆくのに農業を行うため、季節の変化を知る必要がありました。
そこで用いられたのが、星でした。
環境の変化を知るために星の観察は欠かすことのできないものでした。
しかし、当時は文字という情報伝達ツールはありません。
そこで、メソポタミア地方に住んでいたカルディア人が、分かりやすく情報を伝えるために、目立つ星を線で結んで、当時の動物や道具などに見立てたのが星座の起源とされています。
そして出来上がった星座は、地中海東部沿岸で貿易をしていたフェニキア人などによって、ギリシャへと伝わりました。そこで空想力豊かなギリシャの詩人や哲学者、科学者によって、ギリシャ古来の神様や伝説、西アジアの多方面に古くから伝わる神話や伝説の神々、英雄などを星座の中に当てはめていきます。
それが星座神話の始まりとなりました。
これらの星座は、ギリシャの学者プトレマイオスのアル・マジスティ(アルマゲスト)という著作の中で集大成され、ギリシャ神話にもとづく48の星座にまとめられました。
これをプトレマイオスの48星座と呼んでいます。
双子座流星群2022の方角どこで見られる?ピーク時間やスピリチュアルな意味も まとめ
三大流星群のひとつである双子座流星群。
2022年はどの方角で見られるか、ピーク時間やスピリチュアルな意味もまとめてみました。
双子座流星群は三大流星群の中で流星の数が最大級です。
来年は観察条件があまり良くないので、2022年の今年、方角を気にせずピーク時間に合わせて流星を見つけてみましょう。
スピリチュアルな意味も思い出しながら観察するのも面白いですよ。
冬の星空観察はとても寒いので、温かい恰好でゆっくり流れ星を探してみてください。