「好きなのに、なんか逃げたくなる」「仲良くなりかけると、急に冷めてしまう」——そんな自分に心当たりはありませんか?
慌ただしい育児の合間に見るABEMA『恋愛病院』が、最近ちょっとした楽しみになっているのですが、見ていて一番「あ、これわかるかも…」となったのが、この「回避型」という恋愛スタイルでした。
出演者のひでおさんやはるかさんのやりとりを見ながら、「なんでそこそうなるの??」ってなりながらも、なんか身に覚えあるなぁって思うところもあり……。大学で心理学を専攻していたので、「あ、これ愛着スタイルの話だ」と気づいてから、余計に番組が面白くなってしまいました。
この記事では、恋愛回避型とはどういうものか、男女別の特徴から家庭環境との関係、接し方・治し方・相性まで、番組スポンサーであるナレソメ予備校勝倉さんの解説動画での分析も参考にしながらまとめてみました。
恋愛回避型とは?愛着スタイルの基本を知ろう
「回避型」って言葉、最近よく聞くようになりましたよね。もともとは心理学の「愛着理論(アタッチメント理論)」に出てくる概念で、イギリスの精神科医ジョン・ボウルビィが提唱したものです。
簡単に言うと、幼い頃に親などの養育者とのあいだで築いた「安心感」の形が、大人になってからの恋愛パターンに大きく影響する、という考え方です。愛着スタイルは大きく4つに分類されています。
① 安定型
親密さを自然に受け入れられて、感情を素直に伝えられるタイプ。自己肯定感が高く、相手を信じやすい。解説動画の中で勝倉さんが「自分はこのタイプ」と言いながら、「誰かしらとはめちゃくちゃ繋がろうとする(笑)」と話していたのが印象的でした。
② 不安型
「相手は本当に自分のことが好きなのか」という不安がつきまとうタイプ。一喜一憂しやすく、相手の言動に振り回されやすい。愛されたいのに、相手の好意の裏を疑ってしまうという複雑さがあります。
③ 回避型(この記事のメインテーマ)
心の奥では誰かと深く繋がりたいと思っているのに、いざ親密になりかけると距離を置いてしまうタイプ。「繋がりを失うこと」への恐怖が根っこにあって、それを避けるための防衛反応が「逃げる」という行動として出てきます。
④ 恐れ回避型(未解決型)
「繋がりたい」と「傷つきたくない」が同時に存在する、一番複雑なタイプ。行動が矛盾しやすく、本人も混乱していることが多い。
ABEMA『恋愛病院』では、出演者の多くが回避型や恐れ回避型の傾向を持っていると解説動画で分析されていました。「深くなる前に逃げてしまう」「感情を出せない」という行動が、それぞれのキャラクターを通してリアルに描かれていて、見ていて何度「あーーーっ!」となったか。
恋愛回避型になる原因——家庭環境との深い関係
解説動画を見ていて、私が一番「なるほど…」となったのが、この家庭環境の話でした。回避型って、性格の問題じゃなくて、育ってきた環境の中で身につけた「生き延びるための戦略」だったんですね。
「本音を出しても受け入れてもらえなかった」という積み重ね
泣いても無視された、わがままを言ったら強く叱られた、感情を出したら親が不機嫌になった——そんな体験が繰り返されると、「本音を見せないほうが安全だ」という感覚が無意識に育ってしまうんです。
大人になってからも、この「戦略」は恋愛の場で動き続けます。「どうせ本音を出しても理解されない」「深く繋がっても、いつか失う」という恐怖が先に来て、親密になる前に自分から関係を閉じようとしてしまうんですよね。
「親ですら信じていいのか分からない」という感覚
解説動画の分析では、回避型の人の中には「自分にとって親が何なのか、自分は親にとって何なのか」という根本的な不信感を抱えたまま育ったケースがあると指摘されていました。
「なぜこの人は自分にコストをかけてくれるの?」と相手の好意の裏を読んでしまうクセは、こういうところから来ているのかもしれない。そう聞くと、なんかちょっと切なくなりますね……。
「怒られること=愛情」という誤った記憶
家の中で「怒られること=関心を向けてもらっている」という環境で育つと、感情がぶつかり合うこと自体が「愛の証明」として記憶されてしまうことがあるそうです。その結果、恋愛でもキャパオーバーになると爆発したり、極端に心を閉ざしたりという、感情の波が大きくなりやすい傾向が出てきます。
「繋がりを失うこと」への絶望的な恐怖
回避型の行動の裏側には、「一度繋がったものを失うことへの強烈な恐怖」が隠れています。失う痛みを味わうくらいなら、最初から深く繋がらなければいい——そういう防衛反応が、「逃げる」という行動につながっているわけです。意地悪でもなんでもなくて、必死に自分を守っているだけなんですよね。
恋愛回避型 男性の特徴10選
ABEMA『恋愛病院』に登場したひでおさんは、解説動画の中で「最も人間味がある」と評されていた、役者さんです。感情が豊かで繊細な方なのに、感情がいっぱいいっぱいになるとシャットダウンしてしまう。そして怒りという形で感情が出てしまう……というパターンが、回避型男性の典型例として分析されていました。
「なんでこうなるの!?」と見ていてもどかしかったんですが、解説を聞いてやっと「ああ、これが回避型の動き方なんだ」と腑に落ちました。
① 親密になると急に冷める・距離を置く
深く繋がりかけたとき、「失う」ことへの恐怖が先立って、意図せず冷たい態度になってしまう。相手には「突然変わった」と映ることが多い。
② 感情がいっぱいになると「シャットダウン」する
いっぱいいっぱいになると心を閉ざして、その場から黙って消えることがある。「話を聞こうか?」と優しく近づかれると、さらに逃げたくなる。
③ 「悲しみ」や「寂しさ」を「怒り」として出してしまう
傷ついたとき、本当は悲しいのに素直に言えず、怒りという形で出てしまう。これは「二次感情」と呼ばれる防衛反応で、ひでおさんのやりとりを見ているとまさにこれのように感じました。
④ 一人の時間を強く必要とする
感情が乱れたときは、誰かといるよりも一人でクールダウンしたい。この時間を邪魔されると、さらに関係を閉じてしまうことがある。
⑤ 「合わない」と早めに結論づける
本当はもっと関係を深めたいのに、傷つくのを先回りして「この人とは無理」と早々に決めてしまう。
⑥相手の反応を先読みして決めつける
会話の中で「相手はこう思うだろう」と先に答えを出してしまい、相手の本音を引き出す妨げになる。
⑦テリトリーに入れた相手への独占欲が強い
普段は冷たく見えるのに、「この人は大切だ」と感じた相手に対しては強い独占欲や嫉妬を見せる。優先順位を下げられたと感じると怒りとして出やすい。
⑧ 自分から連絡を取ることが苦手
「期待させたくない」「ズルズル繋がりたくない」という心理が働き、既読スルーや連絡の急減につながることがある。
⑨ 相手の好意の裏を疑ってしまう
「なぜこの人は自分にコストをかけてくれるの?」と、相手の好意を素直に受け取れない。自己肯定感の低さが根っこにある。
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恋愛回避型 女性の特徴10選
女性の回避型も、基本的なメカニズムは男性と同じです。ただ女性の場合は、「仕事モード」や「サバサバキャラ」という形でバリアが出てくることが多いようです。ABEMA『恋愛病院』のはるか(池田はるか)さんは、元自動車整備士の真面目な女性。解説動画を見ていて「仕事を頑張りすぎる女性あるある、これは刺さる…」ってなりました。
① 「仕事モード」が抜けず、恋愛モードに入れない
仕事でずっとオンの状態でいるため、プライベートでもそのスイッチを切れない。ロマンティックな雰囲気が苦手。
② 自分に「サバサバ系」「サイコパス」とレッテルを貼る
傷つくことを先に防ぐため、「私はそういう人間だから」と予防線を張ってしまう。解説動画の中では「粘土で土塁を作るようなバリア」という表現が使われていて、なんかすごく的確だなと思いました。
③ 感情に蓋をする
本当は感受性が豊かで泣いたり笑ったりしたいのに、そこにフタをしてしまう。涙が出そうになっても「関係ない」と打ち消しがち。
④ 嫌われることへの恐怖が強い(八方美人)
周囲の目を気にしすぎて、「嫌な女と思われたくない」から誰にでも愛想よく振る舞ってしまう。それがすれ違いの原因になることも。
⑤ 「繋がりを失うのが怖い」という自覚がない
回避的な行動をとっている自覚がないまま、「誰にも心を傾けていない」と言い張るケースがある。実際には怖くて心を守っているだけ。
⑥ 自立心が強く見えるが、本当は甘えたい
「一人でなんでもできる」という外見とは裏腹に、ありのままの自分を受け止めてほしいという欲求を強く秘めている。
⑦ 恋愛より仕事・趣味を優先しがち
感情的な痛みを避けるため、うまくいく確率が高い「得意な領域」に意識を集中させてしまう。
⑧ 深い話をされると急に怖くなる
相手が感情的に踏み込んでくると、突然距離を置いたり話題を変えたりする。「重い」と感じているのではなく、無意識に自分を守っているだけのことが多い。
⑨ 安心できると確信するまで自分を出せない
「受け入れてもらえる」という確信が持てないうちは、本当の自分を見せられない。だから信頼関係が育つのに時間がかかる。
⑩ 素直な感情表現を「弱さ」と感じてしまう
泣いたり笑ったりする自分を「みっともない」と感じ、感情を抑え込んでしまう。解説動画の中では「本当は感受性が豊かで、泣いたり笑ったりする人なのに、そこに蓋をしている」という言葉が印象的でした。
回避型の人への接し方——パートナーにどう向き合うか
「回避型の人とどう付き合えばいいの?」って、番組を見ながら何度も思ったんですよね。解説動画のおふたりの分析を参考に、効果的な4つのポイントをまとめました。
① シャットダウン時は「あえて追わない」
回避型の人がいっぱいいっぱいになってシャットダウンしているとき、「どうしたの?」「話して?」と優しく追いかけることは逆効果です。それがさらなる情報過多になって、より深く心を閉ざす原因になってしまう。
むしろ「一人で整理する時間」をあえて与えることが大事。「落ち着いたら話そう」と一言伝えて待つ。この「追わない安心感」が、相手にとっての安全地帯になるんですって。これ、知っていると知らないじゃ全然違いますよね。
② 「怒り」の裏にある本音を引き出す
回避型の人が怒りを見せているとき、それはほぼ確実に「悲しみ」や「寂しさ」の裏返しです。正面から反論するのではなく、相手が落ち着いたタイミングで「あのとき、実は傷ついてた?」とゆっくり問いかける。
大切なのは「プロセスの裏側」を否定しないこと。「そう感じたんだね」と受け止める姿勢が、信頼の積み上げにつながります。
③ 「安心・安全」な関係の土台をゆっくり作る
回避型の人は、「自分を出しても受け入れられる」という安心感を、じっくり時間をかけて確認しないと心を開けません。「この人の前では失敗しても大丈夫」という経験を繰り返すことで、少しずつバリアが下がっていきます。
番組でりゅうせいさんが、受け身なナツコさんのバリアをじわじわと解いていったプロセスは、その好例だったなと思います。焦らず、安心感の土台を丁寧に作ることが先決です。
④ 正論より「情緒的な繋がり」を優先する
回避型の人(特に男性)は、理屈やロジックで自分を守ろうとすることがあります。
こういう相手には、正論で返すより「でも、私はあなたといたい」という情緒的な言葉のほうが届くことがあります。理屈を超えた「ただここにいたい」という感情が、回避型の壁を少しずつ溶かしていくようです。
恋愛回避型の相性——誰と組むとうまくいく?
回避型 × 不安型:最も多いが最も難しい組み合わせ
「追いかける不安型」と「逃げる回避型」の組み合わせは、恋愛でもっともよく見られるパターンだそうです。不安型が追えば追うほど回避型は逃げたくなり、回避型が距離を置けば置くほど不安型はさらに追いかける……この負のループが延々と繰り返されます。
ひでおさんとはるかさんのペアは、まさにこの構図の典型として解説動画でも分析されていました。「最も地獄のコンビになりやすい」とまで言われていましたが(笑)、両者がお互いのパターンを理解したうえでコミュニケーションを変えれば、関係は変えていけるはずです。
回避型 × 安定型:最もうまくいきやすい組み合わせ
解説動画の中で「回避型にとってのベストパートナー」として挙げられていたのが、安定型のタフなパートナーです。いずみさん(東京都議会議員)のような「ぶれない安定感」と「タフさ」を持つ相手は、回避型が「安心・安全」を感じやすい環境を作ってくれる存在。
理屈でマウントを取られても、不機嫌にされても、動じずに「どうしたの?」と明るく受け止められるパートナーの存在は、回避型にとっての「変わるきっかけ」になります。いずみさんってほんとうに魅力的な方で、見ていてずっと応援していました。
回避型 × 回避型:静かだが停滞しやすい
お互いにバリアを張るタイプ同士なので大きな衝突は少ない反面、どちらも本音を言えないまま関係が停滞しやすい。「なんとなく一緒にいるけど深まらない」という状態が続くことも。
相性より大切なこと
どんな組み合わせであれ、最終的に大事なのは「自分の回避傾向に気づいて、それを相手に伝えられるか」だと思います。愛着スタイルは固定されたものではなく、自己理解と安心できる関係の積み重ねで変化していくものなので。
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恋愛回避型の治し方・解消法——自分が回避型だと気づいたら
ステップ① 「自分が回避型だ」と認識する
まず最初の一歩は、自分がどんな場面で「逃げたくなるのか」を観察することです。「親密になると冷める」「既読スルーしたくなる」「深い話になると話題を変えたくなる」——こうしたパターンに気づくだけで、次に同じことが起きたとき「あ、これが回避反応だ」と客観的に見られるようになります。
解説動画の中でも「自己理解が最初の処方箋」という言葉が繰り返し出てきていました。自分のパターンを知ることが、全ての変化の出発点です。
ステップ② 「怒り」を「一次感情」に翻訳する練習
「怒り」は二次感情です。その裏には必ず「悲しかった」「寂しかった」「怖かった」という本音が隠れています。パートナーに怒りをぶつけたくなったら、一度立ち止まって「私は本当は何を感じているのか?」と問いかけてみましょう。
「悲しかった」と伝えることは弱さじゃなくて、むしろ一番勇気のある言葉だと思います。おふたりの解説の中でひでおさんへの言葉として「きつかった、悲しかった、という主観をシンプルに伝えること」が挙げられていて、なんかそれがすごく心に残っています。
ステップ③ キャパオーバー時に「離脱の宣言」をする
感情が処理しきれなくなったときは、黙って消えるのではなく「今はいっぱいいっぱいだから、少し一人にさせてほしい。落ち着いたら話す」と伝える練習をしましょう。
黙ってシャットダウンすると、相手は「拒絶された」と感じて傷ついてしまいます。「逃げているのではなく、一時的に整理が必要なだけ」と伝えることで、相手の不安を和らげながら自分の回復時間も確保できます。
ステップ④ 安心できる関係の中で「成功体験」を積む
「自分の本音を出しても、関係は壊れなかった」という体験を繰り返すことが、回避傾向を和らげる最も効果的な方法だそうです。心理学では「修正感情体験」と呼ばれます。
解説動画の中で、ひでおさんについて「自分のトラウマや課題に正面から向き合う体力と自力がある」「変容性が高い」という言葉がありました。回避型の人は「こじらせている」ように見えて、実は変わる力を秘めているんだと思います。
ステップ⑤ カウンセリングの力を借りる
一人での取り組みが難しい場合は、心理カウンセラーや専門家のサポートを受けることも有効な選択肢です。スキーマ療法や愛着に特化したカウンセリングは、回避型の根本的なパターンにアプローチできる方法として知られています。
「完全に治す」よりも「和らげる・使いこなす」というイメージのほうが現実的だと思います。完璧な解消を目指すより、パターンに気づいて少しずつ修正していくことが、長期的な変化につながっていきます。
まとめ——回避型を知ることが、より良い恋愛への第一歩
恋愛回避型の愛着スタイルは、生まれつきの欠点でも性格の悪さでもありません。過去の経験から自分の心を守るために身につけた、精一杯の「生存戦略」です。
ABEMA『恋愛病院』の出演者たちの葛藤や成長を見ていて、「みんな、ちゃんと向き合おうとしているんだな」と毎回思っていました。解説動画のおふたりの言葉を借りると、回避型は「こじらせが強く見えても、変容性が高い」タイプ。向き合う力さえあれば、ちゃんと変わっていける。
回避型って、見ていると「なんでそう動くの!」ってなりますが(笑)、こうやって改めて整理してみると、誰だって似たようなクセのひとつやふたつ、持ってるんじゃないかなぁと思います。番組を見ながら、出演者の誰かの行動に「あ、わかるかも」「これ身近な人に似てる」となった人も多いんじゃないかな。
大学で心理学を学んでいたときより、恋愛病院を見ているほうが「愛着スタイル」が体感でわかる気がして……いいコンテンツに出会ったなと思っています。忙しい育児の合間のABEMA視聴、しばらく楽しめそうです♪
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