学校からの電話が怖い…3人目でようやく怖くなくなった理由と今すぐできる対処法
スマホの画面に「〇〇小学校」という文字が表示されたとき、胸がドキッとする。
この感覚、わかりますか?
長女が小学生だったころ、学校からの着信が怖くて怖くて仕方がありませんでした。仕事中でも、家事の最中でも、あの着信音を聞くたびに「また何かやったのかな」「今度は何だろう」と心臓がバクバクしていました。
でも今、3人目の次男(小4)の担任から電話があっても、以前ほど怖くなくなりました。
長女・長男と育ててきた16年間で、少しずつわかってきたことがあるからです。
この記事では、学校からの電話が怖いと感じる理由と、その怖さを和らげるための考え方・対処法をまとめました。同じように感じているお母さん・お父さんに、少しでも役立てれば嬉しいです。
学校からの電話が怖い3つの心理的な理由
そもそも、なぜ学校からの電話はこんなに怖く感じるのでしょうか。怖さの正体を知るだけで、少し楽になります。
①「悪い知らせしか来ない」という思い込み
学校から電話がかかってくるのは、トラブルや怪我のときだけ——そう刷り込まれていませんか?
実は先生も「良い知らせ」のために電話してくることがあります(後述します)。でも、そういう体験が少ないと、着信=悪いことという回路が脳に出来上がってしまうんですよね。
②タイミングが選べない
仕事中、家事の途中、ちょうど子供と口論になっているとき——学校からの電話はこちらの都合を選んでくれません。突然の着信に身構えてしまうのは、準備ができていないからという側面もあります。
③「自分が責められる気がする」という不安
「ご家庭でのご指導をお願いしたい」「もう少し親御さんにも気をつけていただければ」——過去にそういう言葉をかけられた記憶があると、電話のたびに心が身構えます。でも先生は、あなたを責めるために電話してくるわけではありません。これは大切なことなので、後でしっかり説明します。
先生が電話してくる主な5つの目的
「そもそも先生はどんなときに電話してくるの?」を知っておくだけで、心の準備がまったく変わります。
①体調不良・早退の連絡
登校後に発熱したり気分が悪くなったりした場合、先生からお迎えの連絡が来ます。急いで対応が必要なので電話という手段が使われます。学校からの電話で最も多いパターンはこれです。
②怪我の報告
体育の授業や休み時間の遊びで、説明や謝罪が必要な程度の怪我をした場合に連絡があります。状況説明と、病院に行く必要があるかどうかの相談が目的です。
③欠席時の安否確認
連絡なしに登校していない場合や、欠席が数日続いている際の確認電話です。子供の安全を確認するためで、責めているわけではありません。
④事務的な連絡・確認
提出物の期限切れ、忘れ物、明日の持ち物の急な変更など。子供がプリントを渡し忘れているケースも多いため、先生が直接確認してくることがあります。
⑤トラブルの報告
友達とのケンカ、ぶつかった、言葉で傷ついた——こういった出来事を報告してくるケースです。個人情報保護の観点から連絡網がない今、先生が保護者の間に入って仲介役を務めることが増えています。
(→ 「なんでいちいち電話してくるの?」と感じたことがある方はこちらも:先生が保護者に電話してくる5つの理由と学校側の事情)
+ 最近増えている「グッドニュースコール」
「今日、〇〇くんがクラスの子に優しくしてくれて……」と、子供の頑張りや良い変化を知らせるためだけに電話してくれる先生もいます。「グッドニュースコール」と呼ばれる取り組みで、保護者との信頼関係づくりを意識している先生がやっています。
こういう電話が1本来るだけで、「あ、先生はちゃんと子供を見てくれているんだ」と安心感がまったく違いますよね。
3人目でようやく気づいた「怖くなくなる」思考の転換
長女・長男・そして次男と、3人の小学生を経験してきてわかったことがあります。
それは、先生も怖がりながら電話しているということ。
トラブルの報告電話は、先生にとっても「最も精神的にしんどい仕事」のひとつらしいのです。電話をかける前はメモを用意して、緊張しながら受話器を握っている先生も多い——という話を知ったとき、なんだか少し肩の力が抜けました。
長女の担任に電話で色々言われて「また学校から電話が来た……」と身構えていたあのころの自分に教えてあげたい。先生もドキドキしながらかけてきてるんだよ、って。
あと、3人目になると「トラブルは成長の一部」という感覚が自然と身につきます。長女・長男のときは一つひとつに大騒ぎしていたけど、今は「ああ、そういうこともあるよね」と少し俯瞰して見られるようになりました。
意識的に「先生は敵じゃなく、子供を一緒に見てくれるチームメンバー」と捉え直すだけでも、着信への向き合い方が変わります。
怖さを半減させる「連絡帳と電話の使い分け」
電話が怖い理由のひとつに「突然の着信への身構え」があります。これを減らす方法があります。それが「先手の連絡帳」です。
相談したいことや気になることがあるとき、電話を待つのではなく、先に連絡帳に一言書いておく。
「友人関係のことで少し気になることがあります。お時間のあるときに、放課後お電話で教えていただけますか」
これだけで、先生が突然かけてくる電話ではなく、「自分からお願いした電話」になります。心の準備ができているかどうかで、受け取り方がまったく変わります。
連絡帳は「急ぎではない事務連絡・相談の橋渡し」、電話は「緊急・ニュアンスが大事な相談」という役割分担を意識するだけで、関係がずっとスムーズになります。
(→ 場面別のテンプレートはこちらにまとめています:小学校の連絡帳の書き方【場面別テンプレ集】)
仕事中で電話に出られないときの正しい伝え方
「学校からの電話が怖い」という気持ちを強くする原因のひとつに、仕事中に出られないことがあります。折り返せないまま「何があったんだろう」と不安が募っていく——あの感覚、わかりますよね。
これは、事前に先生に状況を伝えておくだけでかなり改善します。
連絡帳に一度書いておくだけでOK
「平日の10〜17時は仕事で電話に出られないことが多いです。怪我などの緊急時以外は、連絡帳かアプリでご連絡いただければ確認次第折り返します。よろしくお願いします」
これを書いておくだけで、先生も「かけるタイミング」を判断しやすくなり、すれ違いが減ります。
仕事をしていることを伝えるのはわがままではありません。お互いの負担を減らすための大事な情報共有です。
また、留守番電話の設定をしておくと先生がメッセージを残せるので、双方に安心感が生まれます。折り返すときは放課後の16〜17時ごろが目安。授業中や朝は先生が忙しいので、緊急以外は避けた方がちゃんと話せます。
(→ 仕事中の状況を伝えるための連絡帳テンプレはこちら:小学校の連絡帳の書き方【場面別テンプレ集】)
今日から始める「信頼の貯金」の作り方
学校からの電話が怖くなくなる、もっと根本的な方法があります。それが「信頼の貯金(信頼残高)」を先に積み上げておくこと。
人間関係を銀行口座に例えると、こんな感じです。
- 預け入れ(貯金):日常の感謝を伝える、子供の良い変化を共有する
- 引き出し:トラブルの報告を受ける、相談・指導のお願いをする
トラブルや相談ばかりで「引き出し」が続く関係より、普段から「預け入れ」がある関係の方が、いざというときの電話がずっとやりとりしやすくなります。
難しいことじゃなくていい。運動会の後に連絡帳で一言お礼を書く。「昨日、家で先生のことを話してくれました」と一文添える。それだけです。
3人目でやっと自然にできるようになったことだけど、長女のころから知っていたら、あんなに電話が怖くなかったかもしれないなと思います。
まとめ:「怖い」は正常な感情、でも変えられる
学校からの電話が怖いと感じることは、決して変なことじゃありません。突然の着信、準備できていないタイミング、「何かあったのかな」という不安——全部、子供を大切に思っているから出てくる感情です。
ただ、その怖さは「知ること」と「先手の行動」で少しずつ和らげることができます。
- 先生が電話してくる目的を知る
- 先生も緊張しながら電話していることを知る
- 先手で連絡帳を使って「受け身をなくす」
- 仕事中の状況を事前に伝えておく
- 普段から「信頼の貯金」を積み上げておく
次男が小4になった今、学校からの着信は「何かな」と思いながらも、以前ほど怖くありません。この変化は経験だけじゃなく、こういう知識が積み重なってきたからだと思っています。
同じように感じているパパやママに、この記事が少しでも届けば嬉しいです。
(→ 担任の先生と「合わない」と感じているなら:担任の先生と合わない…小学校で感じたときの対処法と心の整え方)

