マイナ免許証のメリット・デメリット完全ガイド|1枚持ちor2枚持ち、我が家の結論
先週、郵便受けに届いた一枚のはがき。差出人を見て「あれ、パパの誕生日ってこんな近かったっけ」と思いながら裏を返すと、「運転免許証更新のお知らせ」の文字。42歳になるパパの、免許更新の時期がやってきました。
前回の更新のときには存在すらしなかった「マイナ免許証」の案内が、今回は同封されていました。正直、最初に見たときは「え、免許証までマイナンバーカードと一体化するの?」と戸惑いしかなかったです。
でも調べていくうちに、これはうちのように、パパが毎日車で通勤して、私も子どもの送り迎えでほぼ毎日運転する家庭にとっては、地味に生活が変わる制度かもしれないと気づきました。4人の子ども(16歳・13歳・9歳・2歳)を抱えながら、67歳の両親とも同居している我が家。免許更新のためにわざわざ平日の時間を作るのって、正直かなりの負担なんですよね。
この記事では、実際に調べてわかったマイナ免許証のメリット・デメリット、そして「うちは結局どっちにするか」まで、リアルな家庭目線でまとめました。同じように「はがきは来たけど、正直どうすればいいかわからない」という方の参考になれば嬉しいです。
マイナ免許証とは?見た目や従来の免許証との違い
結論から言うと、マイナ免許証にしても見た目はいつものマイナンバーカードのままです。免許証番号や有効期限、免許の種類といった情報は、カードの表面にはいっさい印字されません。すべてカード裏面のICチップの中に、データとして書き込まれる仕組みです。
初めてこれを知ったとき、正直「え、見た目でわからないの?」と驚きました。今までの免許証はパッと見ただけで有効期限も条件(眼鏡等)もすぐわかったので、余計にそう感じたのかもしれません。
マイナ免許証の情報を確認するには、警察庁の「マイナ免許証読み取りアプリ」でICチップを読み取るか、マイナポータルにログインするしかありません。試しにパパに「これ、今すぐ有効期限見れる?」と聞いたら、「アプリ入れてないと無理じゃん」と一言。たしかに、ぱっと目視で確認できないのは地味に不便かもと思いました。

従来の免許証との違いをまとめると、こんな感じです。
| 項目 | 従来の免許証のみ | マイナ免許証のみ | 2枚持ち |
|---|---|---|---|
| 更新手数料 | 2,850円 | 2,100円 | 2,950円 |
| 新規取得手数料 | 2,350円 | 1,550円 | - |
| 更新時講習 | 対面のみ | オンライン可(優良・一般のみ) | オンライン可(優良・一般のみ) |
| 住所変更 | 警察署へ | 市区町村でワンストップ | 従来通り警察署へ |
| 紛失時 | 即日再発行可 | 再発行まで運転不可(最短1週間〜1ヶ月) | もう一方で運転継続可 |

マイナ免許証にするメリット

更新手数料が安くなる
マイナ免許証のみにすると、更新手数料が2,850円→2,100円と750円安くなります。「たった750円」と思うかもしれませんが、免許の有効期間は数年に一度。パパに金額を見せたら「地味に嬉しいやん」と素直な反応でした。家計を管理している身としては、こういう積み重ねはやっぱり気になります。
更新時講習がオンラインで受けられる
講習区分が「優良」または「一般」であれば、更新時講習を自宅で24時間いつでも受講できます。子どもたちが寝静まったあとの夜中に済ませられるのは、日中まったく自由時間がない我が家にとってはかなり大きい。ただし受講後も、視力検査や写真撮影のために免許センターへ行く必要はあります。
ちなみに、同居している67歳の両親はまだ高齢者講習の対象(70歳以上)ではないので、条件次第ではオンライン講習の恩恵を受けられそうです。逆に言えば、70歳を超えるとこのメリットは使えなくなるので、家族の年齢構成によって恩恵の大きさが変わる制度だと感じました。
調べてみると、オンライン受講には他にもいくつか条件があることがわかりました。
- 更新時の年齢が70歳未満であること
- 免許の効力が停止中でないこと
- 日本国内からのアクセスであること(海外からは受講不可)
- カメラ内蔵のスマホやパソコンなど、本人確認の顔画像撮影ができる端末があること
- 事前にマイナポータルとの連携(署名用電子証明書の警察への提出)を済ませていること
「オンラインだから誰でも気軽に」というわけではなく、事前準備がそれなりに必要なんだなというのが正直な感想です。パパの場合は優良運転者なので条件はクリアできそうですが、連携手続きだけは更新シーズンより前に済ませておこうと話しています。
財布の中身がスマートになる
運転免許証とマイナンバーカードを1枚にまとめられるので、持ち歩くカードが減ります。子どもの送り迎えのたびに財布をゴソゴソ探す時間が地味にストレスだった私にとっては、これは純粋にありがたいポイントでした。
住所変更がワンストップになる(マイナ免許証のみの場合)
「マイナ免許証のみ」を持っていれば、引っ越しの際に市区町村の窓口で住所変更をするだけで、警察署へ行く必要がなくなります。以前、結婚を機に免許証の氏名・住所変更で警察署の窓口に並んだ経験がある私からすると、「あの手間が省けるなら助かる」という気持ちです。
経由地更新も迅速になる
住所地以外の都道府県で更新手続きをする「経由地更新」も、マイナ免許証なら情報の書き換えが即日で完了します。従来の免許証の場合、経由地で更新すると新しい免許証が後日交付(数週間後)になることが多く、実家に帰省したタイミングで更新しようとして「え、その場でもらえないの」と困った経験がある人もいるはず。申請できる期間も、これまでの「誕生日まで」から「有効期間の末日まで」に延長されるので、忙しい人にはありがたい変更です。
結局、何ができるの?
マイナ免許証でできることをまとめると、運転免許証としての本人確認・提示、更新時講習のオンライン受講、住所変更のワンストップ化(マイナ免許証のみの場合)、経由地更新の迅速化などが挙げられます。従来の免許証でできていたことに加えて、オンライン手続きの幅が広がるイメージです。
保険証としても使える(マイナ保険証との関係)
意外と知られていませんが、マイナ免許証にしたカード(マイナンバーカード)に、健康保険証の利用登録を別途行えば、同じ1枚で保険証としても使えます。免許証としての機能と保険証としての機能は別々の登録が必要ですが、物理的なカードは1枚で済むということです。
子どもが4人いると、通院のたびに保険証を財布から出す機会が本当に多くて。もし将来的にマイナ保険証の利用登録もあわせてしておけば、1枚のカードで免許証・保険証を兼ねられるのは家計の財布事情的にもかなり魅力的だと感じました。ちなみに従来の健康保険証は2024年12月2日に新規発行が停止されているので(有効期限内なら最長1年は併用可)、遅かれ早かれマイナ保険証への移行は避けられなさそうです。
これから免許を取る長女にとってはどうなるの?
我が家の長女は高校2年生、16歳。あと数年で免許を取る年齢です。今回パパの更新を調べていて気づいたのは、これから新規で免許を取る世代にとって、マイナ免許証はもう「特別な選択肢」ではなく「最初からある選択肢」になっているということ。新規取得の手数料も、従来の免許証(2,350円)よりマイナ免許証のみ(1,550円)の方が安く設定されています。長女が免許を取る頃には、2枚持ちを選ぶ人ももっと当たり前になっているかもしれません。今のうちに親である私たちが制度を理解しておけば、いざ長女が免許を取るときにも迷わずアドバイスできそうだと思いました。
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マイナ免許証のデメリット・注意点

紛失すると運転できなくなる(マイナ免許証のみの場合)
これが一番のネックだと感じました。マイナ免許証のみを保有している状態でカードを紛失すると、再発行まで(特急発行でも最短1週間、通常は1ヶ月程度)自動車の運転が一切できなくなります。
送り迎え担当の私からすると、これは正直かなり怖い話です。学校・保育園の送迎、習い事の送り迎え、両親の通院付き添い……我が家の生活は車がないと成り立ちません。「もし財布ごと落としたら、1ヶ月近く運転できない」と想像しただけで、ゾッとしました。
しかも即日運転したい場合は、別途手数料を払って「従来の免許証のみ」に保有形態を変更し、再交付を受ける手続きが必要になるとのこと。急いでいるときに追加の手続きと出費が発生するのは、正直かなりのストレスだろうなと感じました。
券面で確認できない不便さ
先ほども触れた通り、有効期限や免許の種類が一目でわからないのはやっぱり不便です。「うっかり失効」してしまうリスクも指摘されていて、アプリでの確認をこまめにする習慣がない人には向かないかもしれません。
ゴールド免許の人が気になるポイント
パパはずっとゴールド免許を維持しているのですが、マイナ免許証にすると券面上でゴールドかどうかの色分けが見えなくなります。「せっかくゴールドなのに、パッと見でわからないのは何だかもったいない」というのがパパの正直な感想でした。実用面での影響は大きくないものの、気持ちの面で引っかかる人は一定数いそうです。
一部サービス・海外で使えないことがある
レンタカーやカーシェアの一部事業者では、ICチップの読み取り機がまだ配備されておらず、受け付けに時間がかかったり対応できなかったりするケースがあるそうです。また海外(ジュネーブ条約締約国など)では、券面に免許情報のないマイナ免許証は正式な免許証として認められない可能性が高いとのこと。海外旅行や出張で運転する予定がある方は要注意です。
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暗証番号の管理と各種ロックについて
マイナ免許証には複数の暗証番号があり、それぞれロックの条件が違います。
- マイナ免許証の暗証番号(4桁):10回連続で間違えるとロック。解除は本人が警察署等の窓口へ
- 署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁):5回連続で間違えるとロック。解除は市区町村の窓口かコンビニのキオスク端末で
- 照合番号B(14桁):10回連続で間違えるとロック。解除は市区町村の窓口で
種類ごとに解除場所が違うのがややこしいポイント。「どれがどこで解除できるか」を覚えておかないと、いざという時に慌てそうだなと感じました。
「持ち歩き不要」は誤解。携帯義務は変わらない
スマートフォンにマイナンバーカード機能を搭載していても、現時点では画面提示だけで運転免許証としての法的効力はありません。運転するときは、実物のマイナンバーカード(マイナ免許証)を必ず携帯する必要があります。「持ち歩かなくていい」という話ではなく、「持ち歩くカードが1枚に減る」というのが正しい理解でした。
実は「2枚持ち」にも手間がある
2枚持ちにすれば安心、と思っていたのですが、調べていくとデメリットもちゃんとありました。
- 更新のたびに、従来の免許証とマイナンバーカードの両方を窓口に持参する必要がある
- 住所変更の「ワンストップサービス」はマイナ免許証のみの人が対象で、2枚持ちの場合は従来通り警察署へ行く必要がある
- 更新手数料がわずかに高くなる(2,950円)
- マイナンバーカード自体の有効期限と、免許証としての有効期限、2つの期限を別々に管理する必要がある

「2枚持ちにすれば全部いいとこ取り」というわけではなく、住所変更のたびに窓口へ行く手間は変わらず残る、というのは調べていて意外なポイントでした。うちは引っ越し予定が当面ないので大きな問題ではありませんが、転勤族のご家庭は考慮しておいた方がよさそうです。
結局、1枚持ちor2枚持ち?我が家の結論
実際どれくらいの人が1枚持ちを選んでる?
2026年4月末時点の警察庁の統計によると、マイナ免許証の保有者数は合計315万4,980人。そのうち従来の免許証を返納して「マイナ免許証のみ(1枚持ち)」を選んでいる人は89万9,193人で、全体の約28.5%にとどまります。残りの71.5%(225万5,787人)は、従来の免許証との「2枚持ち」を選んでいるということです。
ちなみに運転免許保有者全体(約8,174万人)に対するマイナ免許証全体の普及率は、まだ約3.9%。制度としてはかなり初期段階だとわかります。
約7割もの人が2枚持ちを選んでいる理由としては、券面で確認できない不安、レンタカーや勤務先への提示のしやすさ、海外利用への備え、紛失リスクへの備えなどが挙げられていました。数字を見て、「やっぱりみんな同じところで迷ってるんだな」と少し安心した自分がいます。

マイナ免許証は作るべき?
ここまで調べてわかったのは、「絶対に作るべき」でも「作らなくていい」でもなく、運転する頻度と、紛失時にどれだけ困るかで判断が変わるということです。
- 更新費用を抑えたい、オンライン講習を活用したい人 → マイナ免許証は検討価値あり
- 毎日運転する、送迎や仕事で車が欠かせない人 → 紛失リスクを考えると2枚持ちが安心
- デジタル操作や暗証番号の管理が苦手な人 → 無理に切り替えなくてもよい
我が家が出した結論

散々調べた結果、我が家はパパの更新のタイミングで「2枚持ち」にすることにしました。理由はシンプルで、毎日車を使う生活で「片方を失くしたら1ヶ月運転できない」というリスクを取りたくなかったからです。更新手数料の差はたった100円(2枚持ち2,950円 vs 従来のみ2,850円)。この金額で「もしもの時のバックアップ」が手に入るなら、迷う必要はないなと感じました。
それに、67歳の両親の免許更新もいずれサポートすることになりそうなので、券面で見てすぐわかる従来の免許証を残しておいた方が、家族としても安心できそうだと思っています。オンライン講習のメリットはマイナ免許証を追加するだけで受けられるので、「いいとこ取り」ができるのも決め手になりました。
財布には従来の免許証、車のダッシュボードにはマイナンバーカード、というように保管場所を分けておけば、2枚同時に紛失するリスクも減らせます。「1枚は財布、1枚は別の場所」という保管のひと工夫も、忘れずに実践しようと思っています。
マイナ免許証の使い方・マイナポータルとの紐付け方法
マイナ免許証の機能をフル活用するには、マイナポータルとの連携が必要です。連携には、あらかじめ運転免許センターや警察署などで「署名用電子証明書」を警察に提出し、マイナポータル上で連携手続きを済ませておく必要があります。窓口での提出さえ済ませれば、あとの連携作業は自宅からスマホで完結するので、思っていたよりハードルは低い印象でした。
住所変更ワンストップサービスを使いたい場合は、これとは別に運転免許センターなどで利用開始手続きが必要です。窓口では利用規約の確認、警察への情報提供に同意する項目の選択、署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁)の入力を行います。市区町村で証明書を新規発行・更新した当日は、システム反映に時間がかかるため、発行から1時間ほど空けてから手続きするのがポイントだそうです。
紐付けが完了すると、警察庁の「マイナ免許証読み取りアプリ」を使って、有効期限の6ヶ月・4ヶ月・2ヶ月前にプッシュ通知を受け取れるようになります。券面で確認できない分、この通知機能はかなり心強い存在。「うっかり失効」を防ぐには、このアプリの導入は必須だと感じました。
実際の使い方としては、レンタカーの受付や本人確認が必要な場面で、専用の読み取り機やアプリでICチップを読み取ってもらう形になります。読み取り機が未配備の場所ではまだ対応できないケースもあるので、しばらくは従来の免許証も持ち歩いておくのが無難そうです。
調べていて気になった、よくある疑問
暗証番号を忘れたらどうなる?
暗証番号の種類によって解除場所が異なります。マイナ免許証の暗証番号(4桁)は本人が警察署や運転免許センターの窓口へ、署名用電子証明書の暗証番号(6〜16桁)は市区町村の窓口かコンビニのキオスク端末で再設定できます。どちらも電話での照会や代理人による手続きはできないので、忘れないよう記録紙を大切に保管しておくのが安心です。
マイナ免許証は当日中に作れる?
すでに有効なマイナンバーカードを持っていれば、運転免許センターなどで手続きをすればその日のうちに切り替えられます。窓口での書き込み作業自体は数分ですが、受付や順番待ちを含めると30分〜1時間半ほどかかることも。混雑緩和のため予約制になっている自治体も多いので、行く前に確認しておくのがおすすめです。マイナンバーカードをまだ持っていない場合は、発行に時間がかかるため当日の切り替えはできません。
「2枚持ち」から「マイナ免許証のみ」に後から変更できる?
可能です。従来の免許証を返納する手続きを、更新のタイミングに関係なく運転免許センターなどでいつでも行えます。しかも、更新時以外にこの変更をする場合の手数料は無料。逆に「マイナ免許証のみ」から2枚持ちに戻したい場合は、再交付手数料として2,550円程度がかかります。
まとめ:はがきが届いたら、まず「我が家に合う持ち方」を考えてみて
マイナ免許証は、更新手数料が安くなったり、講習がオンラインで受けられたりと、忙しい家庭にとって嬉しいメリットがたくさんあります。一方で、紛失時のリスクや券面で確認できない不便さも無視できません。
大事なのは、「マイナ免許証のみ」「従来の免許証のみ」「2枚持ち」の3つの選択肢から、自分の運転頻度やライフスタイルに合った持ち方を選ぶこと。我が家のように毎日車を使う家庭なら、100円の差で安心を買える「2枚持ち」は十分検討する価値があると思います。
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