子どもの学校

平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

「適性検査って、一体どんな問題が出るの?」

小5のわが子の受検を意識しはじめたとき、私が最初に調べたのがこれでした。

「適性検査」という名前からして何なのか、最初はさっぱりわかりませんでした。調べていくうちに、私立中学の4教科テストとはまったく別物で、「思考力」「判断力」「表現力」を問う試験だということが少しずつわかってきました。

この記事では、平塚中等の適性検査がどんな内容なのかを、過去問の傾向・入手方法・おすすめの参考書まで一緒にまとめています。これから調べはじめるおうちの方の参考に、少しでもなれば嬉しいです。

平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

平塚中等の適性検査、まず全体像をつかもう

適性検査Ⅰ・Ⅱの構成と配点

試験は「適性検査Ⅰ」と「適性検査Ⅱ」の2種類。どちらも試験時間は45分、配点は各300点(合計600点満点)です。

神奈川県の公立中高一貫校は共通問題が使われるので、相模原中等と同じ問題を解くことになります。解答はマークシートが主体ですが、一部に記述問題や短い作文も含まれています。

平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

調査書(内申点)との配点比率

当日の点数だけで合否が決まるわけではなく、小学校から提出される調査書(内申点)も合否に加味されます。

配点比率は適性検査6:調査書1。主に小学6年生の成績が対象で、当日の点数の比重が圧倒的に高いことがわかります。

グループ活動・面接は?

以前は「グループ活動(話し合い)」という選考項目がありましたが、現在は廃止されています。最新の選考案内でも実施の記載がないので、今は筆記の適性検査と調査書だけで合否が決まる形です。

逆転合格のチャンスが減ったと捉える声もありますが、裏を返せば「当日の筆記で実力を出しきれれば勝負できる」試験構造ともいえます。

平塚中等 適性検査Ⅰの傾向(読解・作文系)

長文読解と資料分析が中心

適性検査Ⅰは算数を中心に理科・社会が融合した「科目横断型」の問題で、例年大問5題構成です。問題文は複数の児童による会話文形式が多く、とにかく文章量がかなり多いです。

「膨大な会話文の中からヒントを素早く見つけ出す読解スピード」が問われるのが最大の特徴みたいです。表・グラフ・図などの資料も多用されるので、文章と資料を組み合わせて読み解く力が必要になってきます。

短文作文(70〜90字)が例年出題

毎年、適性検査Ⅰの最後(問5)に短い作文が出題されます。字数は70字以上80字以内程度とかなり短め。字数は少ないですが、「複数の条件をすべて満たして書く」というのが難しいポイントです。

過去の出題テーマを見ると、身近な学校生活や社会課題が中心です。

  • 2025年度:卒業に向けて、地域の人や在校生のためにできる活動の提案
  • 2023年度:解決したい社会問題、思考力を育成するための方法
  • 過去の例:他学年の児童と楽しく交流するための活動案の提案 など

「だれのために」「どんな役割で」といった指定された条件を漏らさず、かつ70〜90字にまとめる練習が必要みたいです。

求められる力

  • 会話文・資料から必要な情報を素早く読み取る力(精読力とスピード)
  • 複数の条件を整理して自分の言葉でまとめる力
  • 「意見+理由」を簡潔に書く表現力
平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

平塚中等 適性検査Ⅱの傾向(思考・理数系)

大問構成の特徴

適性検査Ⅱは例年大問4題構成。全体の約7割が理系的な内容になる傾向があります。

  • 大問1(文系):「かな」「ローマ字」「漢字の成り立ち」など「文字」をテーマにした資料読解が数年連続で出題。40〜90字程度の記述も含まれます。
  • 大問2〜4(理系):図形・規則性・推理・試行系の問題が中心です。

頻出の問題タイプ

① 図形・空間認識(立方体・展開図)
立方体の展開図や積み上げた箱の問題がよく出ます。頭の中だけで組み立てようとすると混乱するので、図に記号を書き込みながら「重なる辺や頂点」を特定する練習が有効だそうです。

② ゲーム・推理(プログラミング的思考)
初見の複雑なルールを持つゲームや、すごろく、カードの組み合わせを題材にした問題が増えています。まずルールを箇条書きにして整理してから取り組む習慣が大事みたいです。

③ 資料活用+実践的な計算
「人工林の面積変化」「調理実習の材料費」「電球の照らす範囲」など、日常生活に根ざした題材から計算・分析する問題。資料の数値を組み合わせて使う力が問われます。

計算より「考え方」が問われる理由

調べていて一番「なるほど」と思ったのがこれでした。

条件が問題文・会話・図・表にバラバラに散らばっているので、まず「情報を整理する」ことができないと、正しい計算式すら立てられない設計になっているそうです。

さらに、マークシートには計算ミスや条件の読み落としから出る「間違った答え」が選択肢に用意されているという罠も。「計算できれば解ける」ではなく「なぜこの解き方なのか」という論理的な裏付けを持って取り組む必要があるみたいです。

平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介 平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

平塚中等 過去問はどこで手に入る?

神奈川県教委の公式ページ(無料)

神奈川県教育委員会の公式サイトに、直近数年分の検査問題・正答・解答用紙がPDF形式で公開されています。「神奈川県立中等教育学校の入学者の募集及び決定について」というページの「検査問題について」という項目から確認できます。

無料でダウンロードできますが、詳しい解説はないので、自習には解説付きの市販問題集と組み合わせて使うのが一般的みたいです。

市販の過去問集(学校名特化型)

解説付きでしっかり対策したい場合は、学校名を冠した専用の過去問集がおすすめです。

① 声の教育社「神奈川県立相模原・平塚中等教育学校 スーパー過去問」
設問ごとの正答率が掲載されているので「どの問題を優先するか」の戦略が立てやすいのが最大のメリット。長期間の過去問が収録されています。

▶ 他の過去問をAmazonで確認する


② 東京学参「神奈川県立平塚・相模原中等教育学校 過去問題集」

実際の入試に近いレイアウトで編集されています。多角的な対策に使いやすい一冊です。

▶ Amazonで確認する

③ みくに出版「公立中高一貫校適性検査問題集 全国版(通称:銀本)」
全国の公立中高一貫校の過去問が一冊に網羅されています。初見の問題への対応力を磨くために多くの受検生が使っているそうです。問題量が多いので6年生の演習期に特に活躍します。

▶ Amazonで確認する

平塚中等 教科別おすすめ参考書

① 全般・論理的思考力

どの教科にも共通する「条件を整理して論理的に考える力」の土台を作る教材です。

『5分で論理的思考力ドリル』
複数の登場人物の発言や複雑なルールから状況を整理する練習ができます。1回5分で取り組めるので、毎日の習慣にしやすいのが◎。条件整理が苦手な子の最初の一冊としておすすめです。

② 算数・図形分野

図形と規則性を組み合わせた問題が頻出なので、専用の対策が効果的です。

『思考力で合格!公立中高一貫校適性検査対策問題集 算数的分野』(朝日学生新聞社)
全国の過去問から良問を厳選。「なぜその解き方で答えが出るのか」を論理的に説明できるまで解き込むのに向いています。問題の本質を見つける着眼点を段階的に養える設計です。

『公立中高一貫校 適性検査対策問題集 数と図形編』(東京学参)
図形問題に特化して集中演習できます。例題が豊富で着眼点の解説もついています。

③ 理科・社会・資料読解分野

知識の暗記ではなく、グラフや表から読み取って考える力を鍛える問題集です。

『考察力で合格!公立中高一貫校適性検査対策問題集 理科的分野』(朝日学生新聞社)
提示された資料から数値を読み取り計算する力を養います。日常生活の題材が多く、理科が苦手な子でも取り組みやすい内容です。

 

『公立中高一貫校 適性検査対策問題集 資料問題編』(東京学参)
地図・グラフ・表の読み取り問題を10パターンに分類して解説。苦手な単元を集中して克服できます。グラフ問題が不安な子に特におすすめです。

④ 国語・作文分野

70〜90字の短文作文には、記述問題特有のルールを丁寧に解説している問題集が必要です。

『分析力で合格!公立中高一貫校適性検査問題集 社会的分野』(朝日学生新聞社)
膨大なグラフや資料から必要な情報を的確に抜き出す練習に特化。読み取りから記述まで一連の流れを体感できます。

 

平塚中等 家庭でできる勉強法

低学年(〜4年生)からできる準備

低学年のうちは、科目の勉強より「好奇心と地頭を育てること」が大事です。

  • 読書を毎日20〜30分の習慣に → 語彙力・読解力の底上げに直結
  • ニュースや新聞について家族で話す → 社会問題への意識が作文の土台に
  • パズルやゲームで空間認識力を育てる → 図形問題の素地になる
  • 『5分で論理的思考力ドリル』などで条件整理の習慣をつける

4年生になったら、算数の先取りや長文読解にも少しずつ取り組んでおくと、5年生からの本格対策がスムーズになります。

英検などを目指している場合は、5年生以降は受検対策で多忙になるため4年生までに目標級を取っておくのが推奨されているとか。

 

5〜6年生からの本格対策

5年生からは過去問や問題集を使った実践的な演習が中心になります。

  • 毎日10分の計算(百マス計算など)を継続:計算を「無意識でこなせるレベル」にすることで、本番で「考えること」に集中できるようになります
  • 短文作文の「意見+理由」の型を反復練習:70〜90字に条件をすべて盛り込む練習を重ねる
  • 解き直しを徹底する:多くの問題をこなす量より、間違えた問題を「なぜ間違えたか」分析して解き直す質を重視
  • 時間配分の感覚をつける:制限時間が厳しいので、難問に深入りせず確実に得点できる問題を見極める練習も大切
平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

塾は必要?独学でも合格できる?

結論としては、独学でも合格できる試験です。ただ、それなりの環境と習慣が必要とのこと。

独学・通信教育で合格できるケース

  • Z会の「公立中高一貫校受検対策講座」などの添削指導を活用している
  • 親が「どんな問題をやっているの?」と説明させる周辺サポートに徹している
  • 銀本や声の教育社の過去問を自律的に使い込んでいる

わが家もまず通信教育の資料を取り寄せてみることにしました。塾と比較するためにも、無料の資料請求だけでもしてみると判断しやすくなると思います。

まず資料請求したのはZ会でした。
公立中高一貫校の適性検査に特化したコースがあり、「思考力・記述力を伸ばす」
という方向性が平塚中等の試験内容とぴったり合っていると感じました。
無料の資料請求だけでもしてみると、塾との比較がしやすくなります。

▼Z会 小学生コース専科 公立中高一貫校受検対策講座



「いきなり塾はハードルが高い…」という場合は、まずは進研ゼミの「考える力・プラス 中学受験講座」を入口にする選択肢もあります。私立の本格的な受験対策としては物足りない面もありますが、適性検査型の思考力問題に慣れる土台づくりとしては取り組みやすいです。

進研ゼミ 考える力・プラス 中学受験講座を見てみる

平塚中等の適性検査はどんな問題が出る?過去問分析と勉強法を紹介

平塚中等の適性検査 過去問分析と勉強法まとめ

平塚中等の適性検査 過去問分析と勉強法について、調べてわかったことを整理しまとめてきました。

  • 適性検査は「知識の暗記」より「思考力・記述力」を問う試験
  • 試験は適性検査Ⅰ・Ⅱの2種類(各45分・300点)+調査書(比率6:1)
  • 作文(70〜90字)・図形・推理・資料読解が頻出
  • グループ活動・面接は現在廃止されており筆記のみ
  • 過去問は神奈川県教委の公式サイトで無料入手できる
  • 市販の参考書を教科別に使い分けるのが効果的

「暗記が得意な子」より「考えることが好きな子」に向いている試験だと感じました。逆にいえば、きちんと対策すれば力がつきやすい試験でもあると思っています。

受検の難易度や倍率の詳細はこちらでまとめています。

▼平塚中等は本当に難しい?偏差値・倍率から見る神奈川トップ公立中高一貫校の実態

平塚中等は本当に難しい?偏差値・倍率から見る神奈川トップ公立中高一貫校の実態
平塚中等は本当に難しい?偏差値・倍率から見る神奈川トップ公立中高一貫校の実態平塚中等の偏差値は模試によって57〜65と異なります。なぜ数字がバラバラなのか、倍率の推移や相模原中等・南附属との比較まで、小5ママが調べてわかったことをまとめました。...

学校の雰囲気を先に知りたい方は、文化祭レポートも参考にどうぞ。

▼平塚中等教育学校の学園祭「翠星祭」徹底レビュー!見どころや口コミまとめ

平塚中等教育学校の学園祭「翠星祭」徹底レビュー!見どころや口コミまとめ
平塚中等教育学校の学園祭「翠星祭」徹底レビュー!見どころや口コミまとめ毎年秋に開催される学園祭「翠星祭(すいせいさい)」に実際に足を運んでみることで、パンフレットや偏差値だけではわからない「生徒たちの熱気」や「学校の質の高さ」に驚かされました。 この記事では、受験生とその保護者の方に向けて、平塚中等教育学校の文化祭「翠星祭」の見どころや、行くべき理由を参加者目線で詳しくレビューします!...